惜しまれつつ終わった火ノ丸相撲に今万雷の拍手を

こんにちは、ほそです。

いつものようにコンビニでジャンプを手にとると、見ないタッチの絵がデカデカと表紙を飾っています。
「火ノ丸相撲」
どうやらこれから始まる新連載のようです。

相撲かぁ・・・。
なんとなくパラパラと読み始めた程度でしたが、第一話目から私はこの漫画の虜になってしまいました。

 

・・・あの日から早5年。
頭では分かってはいましたが、今週号(2019年7月29日発売の35号)のジャンプには、もう私をワクワクさせてくれたその漫画は載っていません・・・。

あー・・・今まで私を毎週感動させてくれてありがとう。

 

今日は釣りの話しではありません。

火ノ丸相撲の話しをさせていただきます!!!

 

はじめに・・・

言いたい事はただ一つ。
みなさんこの漫画を読んで下さい・・・

超面白いから!!

 

この漫画・・・。最高に素晴らしく超面白いのですが、如何せん題材が「相撲」という事もあり、主要人物が概ねデブです(プロ編では特に)。

相撲って別に悪いイメージはそんなにない(相撲協会の不祥事とか全く無い事もありませんが)と思うのですが、躍動感溢れるふんどし一丁のデブとデブより、細見で高身長のキラキラしたイケメンキャラが活躍している漫画の方がみんなお好きのようで、星の数ほどある漫画の中から、この漫画を手にとっていただける方が非常に少ないのが現状です・・・。

まぁ、内容をガン無視して絵面だけで判断すれば私もそうです(そちら系の趣味は持ち合わせてはいませんが)ので、人の事は言えませんが・・・

しかし、ほんっっっっとうにメチャンコ面白いので、読まないなんてマジ勿体ない!!

 

・あしたのジョー
・ドラえもん
・キン肉マン
・ワンピース

どれも私が愛して止まない漫画達ですが、この辺の作品が好きな方には特におススメです。
そうじゃなくても面白いのでマジ読んでみて。

 

今回は、長らく私の心を掴んで放さなかった。この漫画の魅力をただただ語らせていただきます。
釣りブログにあるまじき内容となっていますが、ご興味のある方はお付き合い下さい。

 

 

火ノ丸相撲って何だ?

そもそも火ノ丸相撲(ひのまるずもう)とは、週刊少年ジャンプで、約5年間(全250話)連載されていた相撲漫画で、2019年7月22日発売の34号を持って、めでたく大団円を向かえました。

物語は、本漫画の主人公である潮火ノ丸(うしおひのまる)が大相撲の頂点である横綱を目指す過程で、仲間を助け、時には助けられながら共に目標に突き進む「友情」。何度敗れても諦める事無く勝利に向かい邁進し続ける「努力」。そして最後には難敵を見事投げ飛ばし「勝利」を手に入れるという、ジャンプのお家芸でありながらも近年あまり見ない、「友情・努力・勝利」をこれでもか!というぐらい詰め込んだ、超熱血激熱王道型相撲漫画です。

本漫画は2部構成で、物語の始まりである第一部の舞台は、高校(一話~159話)。
第二部の舞台は、ジャンプでは珍しいプロ(大相撲)編(160話~250話)。

2018年10月からは、2クール(~2019年3月まで)ながら、第一部がアニメ化もしました。
個人的な事を言わせてもらうと、アニメ会社が要らんクリエイティブ魂出して原作と違う感じになっちゃってるので、アニメの方はあまり好きません。

と、まぁ超ザックリ言えばこんな感じです。

 

 

 

火ノ丸相撲の魅力

ここからはもうちょっと詳しく火の丸相撲について、とりわけその魅力を説明させていただきます。

 

 

奇を照らわない王道展開

火ノ丸相撲の特徴はなんと言っても奇を照らわない王道展開にあります。
まさかここで主人公チームが負ける!?みたいな誰も得をしない逆張り展開がなく、勝つべく人がちゃんと勝ってくれる様は清々しくとても気持ちが良いです。(全く負けないわけではないですよ。)

それでいて、展開がダレないのは登場人物達のキャラクター一人一人の描写が非常に丁寧な事にあると思います。試合に対するそれぞれの思い、負けてしまう事への恐怖、葛藤、相撲へ向き合う姿勢。

展開は王道ながらも、その辺りがしっかりと描かれているので、展開がダレてしまわないのが火ノ丸相撲の凄い事です。

 

応援せずにはいられない主人公

主人公の周りには、何人もの難敵が登場し、その強さの前に何度も負けてしまいます。

お世辞にも相撲に向いているとは言いない体格の主人公は、時には道に迷い、何度も挫折しそうになりますが、腐らず努力を怠たりません。

彼が相撲を続けるのは、相撲が好き。という単純にして明確な相撲への愛。

 

そんな彼の真摯に取り組む姿に、チームメイトや知合った相撲部屋の親方始め、様々な人が彼を支えてくれます。

火ノ丸相撲 9巻166ページより抜粋

 

かつては不良の番長で、師範から見放されていたユーマも、その真摯な態度から信頼を得ます。

良い事も悪い事もちゃんと自分に帰って来るんですねー・・・。

 

そして最後には必ず勝利してくれる火ノ丸は、「友情・努力・勝利」を体現したような男で、展開的に主人公が負けるわけがないと分かっていながらも、熱を入れて応援したくなる主人公の中の主人公なのです。

 

作中を彩る爽やかな脇役達

主人公のチームメイトや、対峙するライバル達は主人公に負けず劣らず魅力あるキャラクターばかりです。

この漫画の一番?の魅力は、ただ不快なだけのキャラクターがほとんどいない事です。それでいて、登場人物ごとのバックボーンがしっかり描かれ(ライバル視点から見た主人公なんかも)ており、どのキャラクターにも味があります。

大好きな相撲で、相撲を愛するチームメイトの為にも絶対に負けたくない。という思いはライバル達含めみな同じで、ギラギラとした闘争心とそれに懸ける想いは爽やかの一言。

才能にかまけた俺ツエーが一人もおらず、仲間達やライバル達の努力の上での強さが、気持ちが良いです。

※描写以上に、主人公と、主人公チームが優遇されている感は否めませんが、まぁ、そこは漫画の許容範囲内なので普通に読んでる分には気になりません。

根はみんな良い子達ばかりなので、主人公チームに勝って欲しいけれどもライバルチームにも負けて欲しくない。というジレンマに何度もさいなまれる事間違いありません!

 

無駄が一切無いテンポの良いストーリー

火ノ丸相撲の魅了はまだあります。

テンポの良さです。
ここぞ!という試合は丁寧に描きつつも、決して駄長にはならず必要な場面、魅せたい試合のみを描き、作者が不要と判断した試合はバッサリと切り捨て(あってダイジェスト程度の描写)ているので、サクサクと気持ちよく読めます。

ほそ
ほそ
作者の川田先生が10話で打ち切りになる事も考えていた。とおっしゃられていた事もあり、出し惜しみなく超展開が続き、序盤からフルマックスに面白いです。

例えば、多くのスポーツ漫画で一番熱があり丁寧に描かれる事が多い、地方大会(団体戦)編ですが、火ノ丸相撲では2巻ちょっと分しかありません(個人戦除く)。驚愕です。

ただ、内容が薄っぺらなのかと、問われれば決してそんな事はなく、当初より因縁のあったライバル高との熱い闘いの描写を、一試合一試合しっかりと丁寧に描きつつも、厳しい修行を経て逞しくなった主人公チームの初戦での成長、初めて挫折を味わったライバルの葛藤、自分より格上相手に、震えながらも奮起するもう一つのライバル高生の先輩達との絆。

伝えたい事を、くどくどと何巻にも渡り伝えるのは誰にでも出来ますが、短い話しの中に、熱い想いをグっとまとめ込む作者の力量にはもはや脱帽。火ノ丸相撲は、読んでいてとてもさわやかで爽快なお話しなのです。

 

 

このエピソードが熱い!

少しは火ノ丸相撲の魅力を分かっていただけたかな?
激アツな展開が多い火ノ丸相撲ですが、その中で特に私が好きなエピソードを幾つか紹介させていただきます。
※ネタバレを含みますので、閲覧注意!

全国出場をかけた絶対に負けられない石神高校との団体戦。
先鋒の三ツ橋蛍は、火ノ丸の真っ向勝負に憧れて入部した、絵に描いたようなヒョロガリの初心者です。

火ノ丸相撲 7巻10ページより抜粋
ガッツはチーム1

 

毎日厳しい練習に耐え、理想と目先の勝利を捨て、温存した奇策(八艘飛び)で勝負に懸けましたが相手選手に成す術なく負けてしまいます。

 

勝負の一部始終を見届けた、二陣の國崎千比路にはある思いが過ります・・・

かつてレスリング部だった頃、千比路以外の部員はみなエンジョイ勢で、千比路のようにストイックにはなれず、千比路の元から離れて行きます。

火ノ丸相撲 7巻21ページより抜粋

 

レスリング部顧問の言葉を聞き、千比路は初めて仲間を持った事に気づいたのです。

火ノ丸相撲 7巻24ページより抜粋

 

で、極めつけはコレ。

火ノ丸相撲 7巻25ページより抜粋

カッコいいっすねー。
ちなみに私はこのシーンで千比路ファンになりました。

 

そしてニ陣戦が始まります。

自分のため、チームのため、蛍のためにも絶対に負けられない一戦です。
しかし、対する石神高校二陣の相手は、昨年柔道で日本一になった強敵、荒木源之助。簡単に勝てる相手ではなく、互角の勝負が続きます。

団体戦優勝、先輩達の思い、その他雑念の一切を捨て去り試合に臨んだ荒木の集中力は凄まじく、今の技だけでは返しようのない絶体絶命のピンチに陥る千比路。

 

このまま負けてしまうのか?雑念を捨てさった荒木とは異なり、千比路の頭の中は一緒に汗を流した相撲部での出来事など雑念ばかりが過ぎっています。

火ノ丸相撲 7巻56ページより抜粋
一生懸命に強くなろうと努力する仲間の姿が脳裏から離れません。

その雑念の中から拾い出したのはチームメイトである火ノ丸の技「鬼車」。

この技で窮地から逆に相手を投げ飛ばした千比路は見事勝利を治めたのです。

火ノ丸相撲 7巻61ページより抜粋

勝負が決まった直後の仲間達の描写ですね。

 

いや~・・・
胸アツっすね!

奇を照らわず勝つべく人が勝ってくれる展開は爽快で気持ちいです。

コレで千比路が負けたんじゃ、試合前の胸熱シーンも魅力半減です。
このお話しの見どころは、蛍が全てを捨ててまで石高から1勝をもぎ取ろうとしたにも関わらず破れてしまう無情。格闘技経験のない貧体の素人が少しの練習だけで勝てるほど相撲は甘くない。という点。

部活エンジョイ勢の事も否定はしておらず、双方の価値観を大切にしている点。
レスリング部顧問が無駄にキャラが濃い点(笑)。

千比路が本当の意味でチームメイト得た点。
荒木が無駄な雑念を捨て去る事で強さを得た一方で、千比路は無駄な雑念の中から強さを得たという対比。

これだけの内容がたった3話にギュギュっと詰め込まれています。
この後、全国編で千比路が蛍に感謝する展開がまた激アツなんですよねー

 

今回は千比路のエピソードをピックアップして紹介致しましたが、石神高校との試合は、5試合全てが超がつくほどの名勝負なのでマジでおススメです!!

 

 

このエピソードが熱い!その2

個人戦で、難敵天王寺獅童に敗れ、長年の目標であった高校横綱の夢が潰いえてしまう火ノ丸。


火ノ丸相撲 11巻177ページより抜粋

団体戦を控えている皆を不安にさせまいと気丈に振舞う火ノ丸ですが、怪我を負った事を部長に見抜かれ、お前は出なくていいと言われてしまいます。

個人戦は自分一人の問題だが、団体戦はみんなの夢。せめてこの夢だけでも皆と一緒に叶えたいんだと涙ながらに訴える火ノ丸。

火ノ丸相撲 11巻182ページより抜粋
火ノ丸とレイナさんのやりきれない表情が、なんとも痛々しいです・・・。

ほそ
ほそ
詳細は割愛しますが、身長167㎝未満の火ノ丸がプロに入るには、個人戦で優勝するか、抜群の成績を収める必要があるのです。

火ノ丸の気持ちを聞いた部長はこう返します。
個人戦で優勝逃しても、団体戦で勝てば、全日本選手権(個人戦優勝者が出れる大会)に出られるかもしれない。
そうなればプロ入り出来るかもしれない。と。

その為に、まずは怪我をしっかり治す事。その間の試合は、大黒柱の火ノ丸がいなくても自分達だけで勝ち進む事を火ノ丸に約束する部長。

火ノ丸相撲 11巻187ページより抜粋
みんなの想い、頼もしさに涙する火ノ丸。

 

作中屈指の激熱シーンです。
チームをここまで導いてくれた、尊敬する火ノ丸の夢を叶えさせてやりたい。

そんな部長の想いがヒシヒシと伝わって来ますね。代弁者は部長であって想いはみんな同じである事は言うまでもありません。

 

このお話しの見所は、
今までは、チームを支える火ノ丸と、火ノ丸に引っ張ってもらっている他のチームメイトという関係だったのが、支え合う関係に明確に変わった点。

火ノ丸相撲 12巻23ページより抜粋
このセリフはかつて火ノ丸が、プレッシャーに押し潰されている部長に奮起してもうために周囲に対して発したセリフをもじったもの。

 

1話目のびくびくするばかりの気弱な部長もういません。
この火ノ丸相撲という漫画は、主人公の火ノ丸の活躍や成長は勿論、その仲間達。とりわけ小関部長の成長物語でもあります。

1話進むごとに頼もしく成長する小関部長にも注目したいですね。

この後、難敵金沢北高に対して奮起する部長、ユーマさん、千比路。

普段弱さを決して見せない火ノ丸に頼られ奮起するユーマさんが胸アツです。

火ノ丸相撲 12巻64ページより抜粋
頑張れユーマさん。

 

 

このエピソードが熱い!その3

強豪石高に昨年の雪辱を誓う川人高校を主点としたお話し。

主要人物ではないという事もあり、あまり語られる事のないエピソードですが、短いお話しの中にそれぞれの人間性が見えて私はとても大好きな話しなのでご紹介させていただきます。

 

石神高校対川人高校の団体戦が始まります。
どちらも千葉県の相撲強豪高で、川人高校は素晴らしい布陣で団体戦に臨みますが、歴代最強との呼び声高い石高相手に全く歯が立たず4連敗。団体戦の勝敗は石高に軍配が上がります。

 

既に消化試合となった大将戦。並々ならぬ想いで試合に臨む人物がいます。
川人高校の大河内君です。

彼は、普段はお調子者で、自分を過大評価する節があります。強い事は強いですが、火ノ丸達には遠く及ばずこれまでの大会では良い結果を残せれていません。

その事を自覚しているようで、3年生最後の大会メンバーにどうして自分が選ばれるのか?と戸惑いを見せる場面があります。主将の重松は、少し頼りないところもあるけれど自分達は誰よりも大河内の実力を知っている。火ノ丸や沙田(期待されている選手)よりお前が来てくれて嬉しいと思っている。と、大河内に言葉をかけます。

火ノ丸相撲 6巻148ページより抜粋
このたった1ページの中にそれぞれの関係性が見てとれますね。

 

並々ならぬ決意を胸に試合に臨む大河内でしたが、敗戦を経て強くなった沙田相手に成す術なく敗れ、人目もはばからず泣きくずれてしまいます。

 

このお話しの見所は、大河内君と先輩達との関係性。
普段、お調子者で少し頼りない所もあるけど、ちゃんと大河内君の事を見ていて、そして信頼している先輩達とそんな先輩達の期待に応えんとする大河内君の関係性がとても気持ち良くて何度も読み返してしまうとても大好きなエピソードです。

展開的に沙田が負けるわけないんですが、大河内君を応援したくなりますよね。

 

 

 

団体戦が終わった後は、コロッといつものお調子者に戻っているのも、ほそ的にはなんか微笑ましいんですよね。

火ノ丸相撲 9巻92ページより抜粋
団体戦は初戦敗退ながらも、個人戦では見事3位入賞。(1位は火ノ丸)

おめでとう大河内君

火ノ丸相手に早速いつもの大河内節炸裂!

火ノ丸相撲 9巻93ページより抜粋
的確なツッコミをしてくてる重松主将。いつものほのぼの展開

火ノ丸相撲 9巻93ページより抜粋

かと思いきや、またしてもコチラを泣かせにきます。

ホントいい関係ですね。

 

 

まとめ

・火ノ丸相撲は、「友情・努力・勝利」が詰め込まれた王道の超熱血相撲漫画(超面白い)
・爽快な展開が多い、奇を照らわない王道漫画
・主人公が熱血漢で応援したくなる爽やかな主人公
・イケメンは少ないが、味のある登場人物が多数登場
・サクサクとテンポよく進むのでとても読みやすい
・石高戦は激アツのオンパレード。特に二陣戦。
・部長の成長が頼もし過ぎる。

 

本当はもっともっと語りたいのですが、キリがないので泣く泣くこの辺でとどめておきます。
放って置くと半永久的に語れます。そのぐらい火ノ丸相撲は最高なお話しなので、興味を持たれた方は是非読んで見て下さい。
マジ損はないですよ。

これぐらい感動するお魚に出会えるのは一体いつになる事やら・・・

 

 

それでは。

Follow me!

ホタルイカパターン場所

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です